ゴーカートと書いてあるけど、普通にちょっとしたレーシングカートだろうと思った。
あんなモノに乗って、普段からクルマの運転がなんたるかを知らない子どもたちを体験とはいえ周回競技に参加させるのに、ドライバーズミーティングだけでは不十分だと思う。
説明しただけでは、クルマの挙動はわからない。
乗ってみて、イロハを体験してみて、初めて操作や挙動が身につく。
今回の一件は間違いなく、主催・運営が悪い。
モータースポーツの技術は、ドライバーズミーティングやセミナーなどの説明だけでは絶対に上達しない。
実際に安全のもとにドライビング体験をしてもらい、感覚を養わないと絶対に上達しないし、見えないといけないコトも見えてこない。ソコは大人も子どもも同じ。
みろくの里のように、リミッターが効いた激遅ゴーカートか、岡山国際サーキットのイベントのように、区画内だけで、ロープで後ろをつないで大人が引っ張ってテンションをかけて、何かあったときにソレ以上行かないようにするとかしないと、説明だけで最初から子どもたちに競技車両さながらのカートに乗らせて、コンペティションに参加させるから事故が起きる。
例えば、大人がしっかり監督して乗ってもらい、出来る子には事前に独自のライセンスを発行し、出来ない子にはライセンス発行へ持って行けるようにわかるまで教えて条件を満たし次第ライセンス発行、という流れを組んだ後日にコンペティションに参加させる等。ソレくらいしないと、子どもたちはクルマの挙動を理解し切れないと思う。
気軽にモータースポーツを体験してもらうという前提の取り組みだったのなら、もっと大人が動いて、大人が子どもの安全に配慮すべきだったと考える。
今回の事故で亡くなった2歳の男の子のご冥福をお祈りいたします。